よく日本人の知り合いにいわれるのですが、
「日本人だったら、だれでも日本語教えられるんじゃん?」(ちょっと若い人の日本語をまねしてみました・・?!)
・・・・・・
とかく語学教師というのは、他の分野の教師に比べて軽く見られがちなのは否めません。
うーん、確かに物理学や医学、哲学と比べられたら・・・「重さ」はないかもしれませんね!
日本でもアメリカでもこの状況はあんまり変わらないように思います。
しかし、大変なんです。これが。
いちど、日本語をはじめて勉強する外国人に日本語を教えてみてください。
「はい、じゃあ授業をはじめます。教科書は持っていますか?私の名前は~です。名前はなんと言うんですか?じゃあ今日は第一課でーす。はい、教科書は5ページ・・・・えーと、教科書5ページ・・・ふぁ、ふぁいぶ・・・・~~~~~」
外国人(注:英語はしゃべれません)「???」
むかーしむかし、修士課程の学生さんが初めて日本語を教えるのを見学させていただいたことがあります。
まさに、上のような雰囲気だったんですよ・・・
みていて、胸ふさがる辛い光景でした。
そう、日本語を教えるといっても、相手はまったく日本語ができないのです!
だから、いろいろな教授法・文法・心理学的・社会学的なこと・・・・・を学ばなければ、到底きちんとは
教えられません。
ちなみに、英語圏の人にとって、日本で英語は教えやすいといわれていますが、それは日本人が中学校から英語に触れているため
「Hello everybody! How are you? My name is ~~」
とネイティブにいわれてもなんとなくわかるからだと思います。
それでも上級になると大変ですけど・・・。
ボランティアだったらまだしも、職業として日本語を教えるようになれるまでは長い道のりですし、なかなか大変なことなのです。
アメリカの高等教育機関(大学、短大、など)で日本語を教えるには、知人の紹介や、田舎で日本人がほとんどいないといったラッキー(?)な例を除き、以下の条件をすべて満たしていることが望まれています。
1.大学で(学士可だが当然修士・博士が有利)日本語の言語学(応用言語学なども可)や文学を主専攻または副専攻したことがある。
2.最低でも修士号を持っている(今は博士号を持っている日本語の先生もたくさんいらっしゃいます)。
3.できれば高等教育機関で教えた経験があること。
4.英語で教えられること。(アメリカはほとんど間接法ー英語を使って日本語を教えるーです。先生によっては直説法ー日本語のみをつかって日本語を教えるーを採用している方もいるようです。しかしながら事務のような作業も任されるし、生徒とのやりとりもしなくてはならないのでこれは必須です。)
ちなみに私は2,3,4のせいで、希望の職に就くまで軽く4年はかかりました(涙ー正確にはもっとかかっているかもしれませんが恥ずかしいのでヒミツです)
日本語教師になるにあたって一番大事な素質は、「あきらめないこと」かもしれません。
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